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ハイセンス

首を痛めて病院へ行く。

延々と待ち続け、しかし首を動かせないため本も読めず、すいたお腹を抱えながら待合室の椅子で灰になる。みんな苛々していて、看護師さんを呼び止めては「○○ですけど。あとどれくらい?」と、訊いたりしている。
 
甘い。ただ待つべし。
 
悟りがひらけそうな頃合いに、私の隣にいたおじさんとおばさんが仲良くなり、それぞれの症状を話し始めた。
 
おじさんは8月に膝の手術をするのだそうだ。スコープを入れてする手術で、5ミリほどの傷痕が2つだけしか残らないのだという。
 
ちょうど私の目の前に“関節鏡視下手術”のポスターが貼ってあって、ああこのことかぁ…とおもう。

ポスターにはラガーマンのイラストが描かれていて、「早くグラウンドに戻ってこいよ!」と笑っている。傍らには“Don't open 耳かき感覚”と煽り文句が。

わぁ、親しみやすい!

もっとポップに。もっとカジュアルに。さぁ、みんな気軽にレッツ手術!

歩み寄りの姿勢を表現しているのか。どちらかといえば、にじり寄られるような圧力を感じる。

そして、イラストのラガーマンにも耳かきさせてるけど、穴のないところをほじるのは、耳かきじゃないからね。

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