妹がうちに泊まりにくるときは、わたしも一緒に甥っ子を寝かしつけるのだが(わたしが起きているといつまでも甥が寝ない)、子供が寝静まったあとはオトナの愉しい時間がはじまる。
ちいさい頃からわたし達姉妹は、毎夜のようにいろんなゲームをして遊んでいたのだけれど、そのなかで生き残ったゲーム“制限時間で書けるだけ”が未だ熱い。
- 禾(のぎへん)の漢字、制限時間で書けるだけ
- あ、からはじまる有名人、制限時間で書けるだけ
などバリエーションはあるものの、ただそれだけの勝負なのだが、制限時間を終え、勝敗が決まってもふたりで力をあわせて限界まで絞りだす。チラシの裏を利用した、時間だけがひたすらかかる、中学生男子が考案しそうなゲームだ。
しかし最近は、3歳になった甥っ子が活発になってきたせいもあり、夜になるとわたしはもうくたくたになる。甥はわたしが遊んでくれるひとだとおもっているので、一日じゅうぴったりくっついて離れないのだ。
そこであらたに、“制限時間で全部書く”ルールにアレンジされた。都道府県など限りのあるものを書きだしてゆく。答えあわせも簡単だ。
わたし達がいちばん気に入っているのは『東京23区編』で、普段からまったく馴染みがないぶん盛り上がる。各区にイメージもないので、いつまで経っても全部憶えられない。
- 川がみっつある(品川、江戸川、荒川)
- 谷がふたつある(世田谷、渋谷)
- 方位シリーズ 東東北(江東、台東、北…ついでに中央)
- くろいのがふたつ(墨田、目黒)
あとの半分は自力でおもいだすように頑張るのだが(♪葛飾亀有あくびをひとつ、とか、都島?ちゃうな…豊島!とか、群馬っぽいのってなんやっけ?とか)、最後に、ひとの苗字っぽいのがみっつくらいあるのよな…というところで、いつも詰まってしまう。
大田、中野、足立!
すごく重要な区なのかもしれないし、すごくお洒落な場所なのかもしれないが、字面にひっかかるところがなくて、どうにも地味に感じる。もっと地方にアピールして欲しい。
最近のコメント