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砂が飛ぶ

我が家のテレビはブラウン管の分厚い箱で、ことあるごとに放送で流れる「地デジのお知らせ」にもびくともせず、買い替えの予定もない。

最近の仙人生活(リフォームの片付けでモノを捨てる)で、テレビがなくてもいいよな的な風潮が、タキガワ家のあいだで吹き荒れているせいでもある。

まぁ、そのうち何とかするだろう(誰かが)、と家族のみんながみんなおもっているのが、地デジカには申し訳ない。レオタード着て頑張っているのにね。

ただ、今うちは物入りなので、テレビが後回しになるのは致し方ない。リフォームの結果使えなくなる電化製品が結構あるのだ。旧式すぎて。

とうとう両親が重い腰を上げ、リビングとダイニングの照明と、リビングのエアコンを買い換えるというので家電屋さんに行って来た。(うちのエアコンは、徳永英明氏がCMをしていた時代のエオリアだ)

 

そのお店で、何かとうわさの3Dテレビをみた。

 

みんなへんな眼鏡をかけて、ゴルフの石川遼選手のショットをみて、「砂が飛んでくる~」とか言って騒いでいるやつだ!

母もその様子をテレビで観た時に羨ましそうにしていたので、急いで呼んできて、ふたりでかわりばんこに3D眼鏡を覗く。

おお! …おお! お?

期待値が高すぎたのだろうか、それとも、テレビで流れていたのがスポーツでなく、ファッションショーだったのが原因だったのだろうか。

自動で繰り広げられる、とびだす絵本みたいだった。

 

よく考えなくても、あくまで四角い画面の範囲内で前にでてくる、ということなのだから、そらそうだろう、と納得しなおす。ほんとに砂かぶっちゃったら、石川遼は言葉通りのテレビの住人であるか、お店のひとが砂をぶっかけている。

そうだよ、そうだよ。と繰り返しながらも、便利とかハイテクに尻込みしてしまうタイプのわたしは安堵する。

 

 

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