ペンパル
とうとう我が家がリフォームされることになり、収納が減ってしまうことになった。
なのでこの1ヵ月ほど、母とわたしは連日連夜片付けに追われているのだが、捨てても捨ててもまだ整理が終わらないのはどうしてか。うちの名誉のために言えば、我が家はまあまあモノの少ない家と言ってもらうことも多かったし、母もわたしもまめに片付けるほうだとおもう。なのに、この体たらく。
ゴミ屋敷の映像をテレビで紹介されるたび、
「なんでそんなことに?」
と、吃驚していたのだが、今なら解るね。うかうかしてるとモノは溜まる。おもう以上に気を引き締めて!
そしてその片付けの波は、おもいで部門にまでも及んでしまった。ちなみにおもいで部門とは、わたしがこれまでの人生で頂いた手紙や葉書のほぼすべてのことを指す。
わたしは手紙を書くことがすきで、なんなら今でもメールではなく手紙でコミュニケーションをとりたいくらいだ。でも、みなさん今更手紙なんてまどろっこしいとお考えでしょ?
積極的に手紙を書かなくなって数年経つものの、それでもこちとら携帯電話なんてなかった時代に学生をやっていた身(ポケベルでギリギリ)。毎日誰かに手紙を貰っていた。おとなになってからも、わたしは携帯電話をなかなか持たなかったので、心優しい友人達は、みんな手紙をくれていたのだ。
ほんとうに、その節はすみません…。
おもいで部門は、普段開けてみることなどそうそうないので、じっくり中身を確認したのも久し振りだ。(片付けろー)
ところが今になって、恐るべき自分が露呈した。
社交下手に定評のあるこのわたしが、ものすごくアクティブに色々な方々と文通していたのだ。共に働くひと達は勿論、働いている向かいのお店のひと達とか、すでに辞めた仕事の新人さんとか(働く時期はかぶっていない)、友達の友達とか。
現在ではありえない。
若さゆえの勇み足だろうか。ご迷惑かけていませんでしたでしょうか。でも、手紙が絡んだわたしならやるだろう、という気もする。
手紙は魔性だ。
こうなったらペンパルでも募ってみようか。今あるのかなぁ。雑誌の文通コーナー。
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コメント
私、高校時代は文通よくやってたんですよね。
中学時代の友達(私は高校で地元を離れた)とか試合の遠征で知り合った人とか。週に2通くらいは来てたんじゃないだろうか。
だからなんだかタキガワさんのこと、微笑ましく思ってしまいました。私も手紙捨てれません。なんなら宅急便に入ってるメモ(元気にしてる?とかしか書いてないやつ)までも捨てれません。
そのくせ、携帯メールはとても簡潔というかなんというか、便利なんですが1週間来ないこともざら。笑。携帯を携帯しないコトも多いです。
投稿: 三里 | 2010年6月20日 (日) 10時11分
三里さん
わたしも携帯メールのほうは、無愛想だったり、返すのが遅かったりで、かなりな悪童ぶりを発揮しています。
メールは作法が難しいんだもん。
投稿: タキガワ | 2010年6月21日 (月) 01時29分