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流れ流れて

結婚した友人が、帰省したのでいっしょにごはんをたべた。その帰りに、やっぱり結婚した別の友人に偶然会った。

ごはんをたべた友人も、偶然会った友人も10年ほど前からの知り合いだ。今ではそんなに気軽に会える距離にいないので、嬉しくてとっ捕まえるほどのイキオイで掴みかかってしまった。

偶然会った友人は

「心理テスト」

と言った。

 

四文字熟語をひとつ、言って。

 

もうひとつ、四文字熟語を言って。

 

 

 

*******

わたしがおもいついたのは、「明鏡止水」と「我田引水」だった。

最初の四文字熟語が人生をあらわし、次の四文字熟語が恋愛をあらわすらしい。

 

ん?何かやったことあるような…、とおもっていたら、友人が

「10年前にも、タッキー(わたしのこと)にこれ訊いてん。ほんなら、“虎視眈々”と“七転八倒”ってゆってて、心配しててんやん」

 

がっつきつつも、苦しむ。確かに身がもちそうにない。

10年の時を経て、諦観の末にわたしは厚かましくなったのか。

 

「また10年後に訊いたげんなー」

といって、友人が手を振った。

10年後かぁ。現在よりも、遠いところに転がっている気がする。

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