マイコー
父がしょっちゅうマイケル・ジャクソンのことを言う。
父はジャクソン5がすきですきで、その魅力を余すところなく家族にお伝えしたいらしいのだが、最終的にその話が『ご自慢のレコードコレクションが、幼い娘(わたしだ)の手により、あらかた破壊された』話に着地するので、わたしとしてはもういいじゃん…と辟易してしまうのだ。
わたしだって、彼をかっこいいとおもうし、すきな歌もあるが、リアルタイムでテレビで観るマイケルがネバーランド世代なのだから、多少の温度差は大目に見てもらいたい。
しかし、あらためてダンスの映像などを観ていると、やっぱり別格な魅力のあるひとだよなーとおもう。誰がみてもスーパースター。彼が世にでだはじめのところから、感じてみたかったなぁ。やっぱり、感性が若いうちに触れるアーティストは特別だから。
数年前、ふらっと立ち寄ったCD屋さんのPOPで、アリーヤの突然の訃報を知った時の自分の気持ちをおもいだした。父も今、そのような気持ちなのだろうか。びっくりして5回くらい追悼のPOPとトイレを行き来した。
ご冥福をお祈りいたします。
父はこれからマイケル・ジャクソンのいなくなった世界を生きていかなければいけないのだから、せめてDVDでも買ってあげようかとおもう。わたしが欲しいだけだけど。
ところで、この機会に、父にとってのマイケル・ジャクソンのような、わたしにとっての、うしなったときの喪失感が測り知れない有名人を考えてみた。
すると、それはもう、どう考えても明石家さんま氏だという答えがでた。
幼い頃、ひょうきん族は視聴禁止だったのに。今だってすべての番組をチェックするわけでもなく、観たい番組がなくてなんとなく…ということが多いのに。
敢えてチャンネルを合わせるダウンタウンじゃなくてどうして。笑福亭鶴瓶さんじゃなくてどうして。美内すずえさん(ガラスの仮面、気になる)じゃなくてどうして。
そして、栄えある次点は東野幸治氏。
なんでだ、わたし!傾向がみえてこないよ!しかし、できるだけリアルに想像してみた結果がこれだから仕方がない。だって想像しただけなのに、泣いちゃったもの。
わたしのなかには、まだ開いていない扉がたくさんある。そして、吉本興業には、わたしの魂の殆どが握られている。
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