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せつない話

そういうわけで、年末年始はどんよりとしていたわけですが、何故かその間ずっと妹一家がうちに滞在していた。

多分、妹と甥っ子の世話がなければもう少し溌剌と過せたはず。甥っ子ときたら、日に日にハイハイが速くなり、つかまり立ちで棚のものを全部落とすわ、ものを手当たりしだい投げつけてくるわ、眼鏡を取るわ、誤飲(紙食べた)するわで、片時も目を離せない、離させない。

一応妹の子とはいえ、よその子なので気を遣うじゃないですか。

甥っ子を寝かしつけてリビングに戻ったあと、楽しそうに「ダウンタウンの笑ってはいけない……」DVDを観て笑っている妹夫妻を見て、こっそり涙したことも一度や二度じゃなかった。

ひとり布団に入って、「ああ…わたしの人生ここまでか…」と呟いたことも一度や二度じゃなかった。

 

そんな弱りきった日々のなか。甥っ子が「ちゅー」を覚えた。

 

今のママたちは知らないが、かつてわたしが中高生の頃、ちびっ子連れの知り合いのお母さんが強要していた『ほらぁ~、○○ちゃん~。おねえちゃんにちゅーしたげてぇ~』のちゅーだ。

いやっ、やめてっ、そんなヨダレだらけのちゅー、やめてっ、と心で叫び、苦笑いしていた、あのちゅーだ。

それを、教えたわけでもないのに甥っ子が!!

かわいい~~~~~!!

いつもしてくれるわけでは勿論ないが、甥っ子と一緒に遊ぶのに疲れて、「はあぁぁぁぁ~、ネエネエ(わたしのこと)もうしんどいわー、休憩ー」と寝転ぶと、何度かしてくれるのだ。

わたしは生きてるんじゃない!生かされてるんだ。

そういうことを強く、強くおもう。

わたしは馬車馬のように生かされている。齢8ヶ月の甥っ子によって。

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