師匠
妹と甥(もうすぐ4ヶ月)と3人で、保健所へ行く。BCG接種を受けるためだ。
その保健所は政令指定都市にあるくせに、狭くて古い。うちの地元の方がなぜだか近代的だ。無駄に。それはそれでやめてほしい。
その狭い廊下をぎっしりとあかちゃんを抱いた人々が埋め尽くしている。待ちくたびれて泣く子達、それにつられ泣きをする子達…かつて感じたことのないテンションに、わたし達もひいた。
そして、それよりも妹とわたしを驚かせたのは、甥と同じ月齢のあかちゃん達が、揃いも揃って小さかったことだ。そして表情豊か。首も据わっていて縦抱きも安定している。
それに比べて甥はどうだろう。
でかい。予想外のでーん!とした迫力ある佇まい。そして無表情。首はまだ安定せず、縦抱きしても体重のすべてをこちらに預けてくる。甘やかしすぎたのか?それとも、頭がでかくて支えきれないのか?その上、アスリートばりに太いふとももは平成っ子とはおもえない短さ!
甥は生まれたときの体重が少なく、頭もちいさいあかちゃんだったので、その先入観からスマートなあかちゃんだとおもいこんでいたのだ。
これまで、写真をみた知人から「アメフトさせようよ!」とか「貫禄あるよなぁ」等の評価を頂いていたが、それをそのまま信じてよかったんだ。なんていうか、頼れるタイプ?
その後のBCGも、甥は熟睡したままの終了。周囲は号泣の嵐だったのに、だ。
いつかの七夕に、わたしが書いた短冊“動じないひとになりたい”。そのお手本は、ヒト歴たった4ヶ月の甥にあった。
ついていくっす。
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