うっかりうっかり
創英社出版より「超短編の世界(タカスギシンタロ・監修)」が発売されています。おそれ多いことにわたしの作品も一編、載せていただいています。
自分の努力の割には合わないような、幸運にたくさん恵まれているような気がする。よっぽど前世で善行を積んだのだろうか。ありがとう、前世のわたし!悪いねぇ、来世のわたし!
元職場の先輩に、なにかあったら教えてね、と言っていただいていたので、その書籍のことを報告する。
「へぇ~、タキガワさん、何て名前で書いてるの?」
タキガワです。
「は?」
…タキガワ。
そうなのだ。こういうときには少し恥ずかしい。
タキガワって、ただの苗字じゃないか。向こうがフルネームで名乗ってくださっていても、わたしは「どうも、タキガワです」。偉そう!そっけない!だってこれしかないんだもんよー。
超短編をはじめて書いたとき、500文字の心臓に送ろうとして、はじめてハンドルネームがいることにおもいあたった。急いで皆さんのお名前を拝見する。「たなか」「みねぎし」「庵」…あ、なんだ、苗字でいいんだ!
でも本当は「たなかなつみ」さんだし「庵之雲」さんだし。やられた、とおもった。
しかも、みねぎしさんは、「峯岸」さんでいてくださる、とおもっていたのに、超短編の世界を読んだら「峯岸可弥」さんの表記になっていた。実は隠し持っていたのね~。
わたしだって、ペンネームを使おうとおもったこともあったのだ。けれど、その名前が自分の名前だと気付けない。まあ、いいか…タキガワなんだし…。タキガワであることに間違いないんだし…。
違う自分になってみたいとおもうこともあるけれど、タキガワはただのタキガワなのだ。
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コメント
そういう理由で「タキガワ」さんだったのですか。
知らなかったなぁ。
わたしにも責任の一端があるのですね。(笑)
投稿: たなか | 2008年7月15日 (火) 00時43分
結局はわたしが無精者だ、ということなのですが。
500文字の心臓に参加されてる方々のフルネームを識るたびに、やる気ないひとと見なされたらどうしよう…とどきどきしてました。
投稿: タキガワ | 2008年7月15日 (火) 23時21分