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成人

毎日の顔色が赤かったり青かったり黄色かったりで、むやみに心配をかけている大人です!とりあえず、がんばってやってます。

大の苦手の病院通いを続けているわけですが(無理やり次の予約を入れられる)、この度「撮っとく?」くらいのカジュアルさでCTスキャンを撮ることになった。

胃カメラから逃げた過去のあるヘタレのわたしがCT!「造影剤打ったら気持ち悪くなることあるから、朝ごはんは食べないでねー」って、「打つ」ってことは、それはやっぱ注射じゃん!

いーやーだー。

CTをおもうと余計に具合がわるくなる。ばっくれてやろうとおもったら、父が血管が切れそうな勢いで怒るので、泣く泣く行かなければならなくなった。

「こんにちはー」という医師の挨拶すら普通に返せないわたし(恐怖で)。なんかでっかいアーチの機械があるよ。ベッドに寝るなり固定だよ。

すみません、やっぱり無理です!

「ええっ」

医師は、無理って何が?とびっくりしている。そうだよね。でも、だめなものはだめなのだ。こんな機械から放射線を出されて、その上、注射までされるとは…。しかもここ地下室だし!レントゲンといい、なんでこんな人里離れた薄暗いところでやるのか。より怖いわ!

しかし、もちろん検査は続行される。

「だーいじょうぶ、7分くらいやって!」って、どうして医者はそんなに軽々しいのか。おもえば、そんな一言からこの恐怖もはじまったんだよ!

看護師のおばさんが手を繋いでいてくれる。痛かったり、様子がおかしくなったらすぐに言ってね!と言われるが、看護師さんにわたしの声は聞こえるのだろうか。アタマ機械に入ってるのに。手をぶんぶん引いてみるとか?でも、それで何ともなかったら怒られんのかな。

すでに充分に緊張しているし、造影剤のせいで全身あったかいし、機械が何か唸っているし、おかしいといえば色々おかしいけど、多分ここで問題視されてるのはこういうことじゃないだろう。腰が抜けてるような気がする。これはおかしいのか?痺れているような気がする。これがおかしいのか?

目を開けてみたいけど、放射線で失明したりするのかな。訊いとけばよかった。瞼ぐらいで視力は守れるのかな。

わーーーーー、とおもっている間に、検査が終了した。

大人なのにねぇ、ふふふ。いやぁ、えへへ…と和やかな雰囲気をあとに、看護師さんと手を振って別れる。

一体いくらくらい払わなければいけないんだろう、とどきどきしていたが、9000円弱でした。

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