ギューニュー
牛乳をのんだ子供がひげをつくっている。
わたしも子供の頃はよくそれで笑われていた記憶がある。顔の産毛をあたったりしないので、それは立派な仕上がりになっていた。
今日、それをおもいだして、ちょっとやってみようとおもったら、鼻に牛乳がはいるわ、だらだらこぼすわで、散々な目にあった。
子供にできて、大人のわたしにできないなんて!
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牛乳をのんだ子供がひげをつくっている。
わたしも子供の頃はよくそれで笑われていた記憶がある。顔の産毛をあたったりしないので、それは立派な仕上がりになっていた。
今日、それをおもいだして、ちょっとやってみようとおもったら、鼻に牛乳がはいるわ、だらだらこぼすわで、散々な目にあった。
子供にできて、大人のわたしにできないなんて!
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すごく根気がない性質ではないのに、我慢弱くなるときがある。知能テストとか、IQテストとか、その類のものだ。
5問くらい解いては投げだす。めんどくせー。
クイズとかは普通にすきなのに。自分の知能指数も知りたいとおもっているのに。
おとなしく椅子に座って問題も解けないわたしのIQは、いくつくらいの数値なんだろう。スタートラインにも立っていない。
10年近く続けている習い事もあるし、友人に2メートルくらいの手紙を送りつけたこともあるし、そりゃ行列してまで食事したりはしないけど、上手になりたいとおもったら、1ヶ月間は毎日オムライスばっか作るよ。
なのにIQに関しては短気。問題を解かずとも数値がでるように、IQが高いひとは考えてくれたらいいのに。
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ゆうべの情熱大陸をビデオに録っておいた。
いろんなところで、いろんなことをして生きてるひとを見るのは面白い。そういうのが結構好きだ。ファッション誌の「ワーキングガールの一日」とか「パリジェンヌの日常」とか、食い入るように読む。
今までその存在も知らなかったひとの暮らしを知る。
ただ、情熱大陸にはひとつ問題があって、好きな役者さんなどが出演したあとに、そのひとのことを何となく好きでなくなることがあるのだ。逆に、誰やねん、とおもっていたひとを好きになる確率のほうが高い。
今回は、テレビで見かけるたびにキュッとくるくらいお気に入りの女優さんだ。嫌いになりたくない。
観るべきか。どうしよう。
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電車で目の前に座っていた女性が、知恵の輪をはじめた。
如雨露のようなかたちの金具に、蝸牛みたいな金具が2つくっついている。
わたし、知恵の輪やったことないなー。どこで買えるんだろう。目が離せなくなってじろじろと観察する。
知恵の輪って、あの金具がばらばらになったら終わりなんだよね。
使い捨てなのか?
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住宅地やマンションの類を散歩するのがすきだ。このご時勢に、通報されかねないので、さりげなくしか出来ないのが残念だ。
卑しいが、そのときに窓やドアが開いているお家があると、通りしなについつい覘いてしまう。稀に家のひとと目が合うこともあって、へらっとなんとなく笑いながら通り過ぎてゆく。あやしくないですけど、何か?という気持ちをこめて。
何事も、堂々とやりすごすことが逃げ切る秘訣なんだとおもう。普段のわたしの振る舞いに欠けているものがそれだ。
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写真うつりがわるい。わるくないよ、真実がうつってるよ!といわれるかもしれないが。
いつも恐いほどの無表情か、笑いすぎているかのどっちかだ。稀に途中の顔(話してる途中とか、瞬きの途中とか)。
世の女子たちは、キメ顔とかいうものがあるらしいけど、あれはどうやって見つけるんだろう。あ、アタシ今いい顔してる!っていう表情の感覚を、どうやったらわすれないでいられるんだろう。
少なくとも、現像されたときには筋肉の違和感もなにもあったもんじゃないよね。
あと、大勢で写真を撮るときに、表情をつくるタイミングもわからない。早くから笑っていると「そこもうちょっと寄ってー」とかやってるうちに疲れてしまうし、途中でなんだかどうでもよくなってしまう。
なにやってんだ、わたし。
そして、出来上がった写真のわたしは虚ろだ。
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あれから、というのは5月12日の日記以来ということだが、まだ毎日納豆を続けている。
友人と食事に行ったりして、わたしが食卓につかない日も、ちゃんと納豆だけはわたしの分が残されている。油断すると溜まっていく感じだ。
味の違いも多少は解るようになってきて、昔はすきだったメーカーの納豆が、蒸し豆感全開の、申し訳程度の発酵しかしていなかったことに今更気づいたりしている。ショックだ。何もわからずに納豆がすきだと言い切っていた、あの頃の自分。あまあまだ。
父などは、まずパックを開けてみて、全体の納豆菌(?)のつき方を見ただけでうまいかどうかがわかる!と言っていた。
それは言い過ぎだよ。
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久しぶりにホットケーキを大量に焼く。
フライパンで焼いてもきれいな焼き色がつかないので、わたしはホットプレートをだしてきて焼く。一応きれいに焼くことができたが、裏面はいつもぼこぼこの焼き目になる。どうやったら両面、絵に描いたような焼き色になるのだろう。
ところで、うちのホットプレートはお役立ちで、普通の鉄板のほかにもう一枚たこ焼きプレートがついている。しかし、たこ焼きプレートを下に重ねて収納する仕組みになっているため、しばしば重ねっぱなしでスイッチを入れてしまう。
なんで熱気はすごいのに、鉄板にさわれるんだろう?180度ってすごく熱いはずだよね?
そこまでになってようやく気付く。今日も待ちきれず生地を流してしまって、ぐずぐずのホットケーキができた。
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おれの頭のなかに、虫がはいり込んでしまった。始終ぶんぶんと飛び回っていて、やかましくてかなわない。
先日、山歩きの際に耳に飛び込んできたやつを放っておいたのがまずかった。本当は山になんて行きたくなかったのに、何故行ってしまったんだろう。魔がさした。ほんの気紛れだったのに。
虫は細かな羽音をたて続け、いつも突然に大人しくなった。そして、忘れかけた頃にまた盛んに動きだす。あんまり頭を揺らすと、虫が驚いて余計に手に負えなくなるので、おれは毎日そうっと歩いた。
目を閉じて、穏やかに呼吸していると、あるかなきかの微かな存在が、頭蓋骨をくすぐるのが解る。おれはその感触を辿りながら眠りに就く。
よく晴れた日だった。その日、虫は朝から途切れ途切れに羽を震わせ、とうとう何もいわなくなった。
静寂のたてる音は深く、それからおれは眠れないのだ。
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一昨日妹が帰ってきたときに、彼女が結婚後5キロくらい太った話をしていた。結婚して半年も経っていない。
妹も、母も、何故か自分が太るとわたしをひきあいにだす。「最近肥えてきたわぁ。おねえちゃんみたいになったらどうしよう…」というような具合に。
ちょっと待て。
今も昔もわたしがそんなに太っていた記憶はない。特に痩せてもいないけど。あくまで通常の範囲内だ。
わたしは背が高めなので、ちょこっと太っただけでものすごくデカく見える、それだけだ!
できることならば、母と妹とわたしの身長を統一して、正確な比率で体重を割りだして勝負を挑みたい。すべてはそれからだ。
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小学生の頃、毎日帰る前に「終わりの会」なるものが行われていた。
わたしの地域では日直が司会をしていたのだが、その終わりの会のなかで、クラスの人間が起こした悪事を発表し討論する、言ってみればチクリのコーナーがあった。下手すれば泣きだす子供もいたりして、もしも現在に生き残っていれば、確実にPTAの餌食になるであろうスリリングなディスカッションだ。
日直が言う。「悪かったことはありませんかーぁ」
「はい!」「では、○○さん」「きのうー、△△さんがぁ、近道から帰っているのを見ましたぁ」
関西芸人のコント等にも、しばしば用いられているが、日直・チクリ役の生徒に共通するあの妙に粘着質な口調はなんだ。しかも誇張ではなく、本当にああいう口調で話していた。恥ずかしながら、わたしもだ。
でも、このネタはどこまで通用するのだろう。全国区なのだろうか。少なくとも関西地区であの口調で話しだせば、たとえやんわりとでも「終わりの会か!(もしくは、小学生か!)」との返しがあるはずだ。
わたしとしては、地域や世代を超えて語りついでゆきたい。
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お嫁に行った妹が泊まりに来る。CDを持ってきてくれた。旦那さんの会社のひとが編集した、10年分近くの年間オリコンベスト100。
妹がわたしのほしい曲を別のCDに書き込んでくれる。
さすがに何十年も一緒に暮らしていただけあって、妹が残した曲と、わたしがほしい曲は結構似ている。2つしか違わないので、世代もそう変わらないし。
お互いのほしい曲ももちろん解る。これ!この曲録っといたやろ!あんた!
ところが、妹は旦那さんの前でほしい曲をほしい、と言えなかったらしい。録りこぼしが結構ある。びっくりした。確かに妹夫婦は新婚さんだが、‘こんなのがすきなんてこと知れたら恥ずかしい!!‘なんて感覚があるのか。
逆に、そんな感覚があってもいいんだ…。夫婦って。
かわいそうな妹のために、そんな恥ずかしい曲ばかりを収めた姉妹専用CDをつくっておいた。わたしも一応、将来のことを考えておいたほうがいいだろう、と製作に同意した。
あとは両親が、わたしたちの秘密をまもってくれる。よろしくっ。
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前にいた職場で、毎日ひとつの法則を、貼りだされたシフト表の余白に書き付けてゆく…ということをやっていた。業務ではなく、趣味で。たとえば「まぐろ嫌いはトマト嫌い」とか「お風呂場で外した絆創膏は置き忘れる」とか。
3人の持ち回りでしていた企画だったが、それはそれは辛かった。
今の職場のひとにその話をすると、彼女にも自分なりに得た法則があるという。
「変わったひとは、足の指がながい」法則。
タキガワさんも足指ながいですよね、と見せてもないのに言われる。ながくないですよ。
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日が落ちて暗くなってくると、どこからか派手なスーツを着たお兄さん達がうようよでてくる。繁華街の夕方。
仕事の帰りに駅まで歩いていると、女性を勧誘しているその姿をよく見かける。
あからさまな視線で、じろじろ見てくる人と目が合った。逸らされる。あっ、何だよぅ!わたしとしても、お断りだ!
凄い人になると、大きな交差点で信号待ちをしている人々の正面(車道ですよ)にわざわざでて来て、値踏みしている。無駄がない!でも何かむかつく。その安いけれども堂々とした風格に、お前はベテラン教師か、とおもう。こちとら何も教えを乞うちゃいねぇよ。轢かれちゃうぞ。
別にいつも声を掛けられないから、怒ってるわけじゃないですよ?
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先月。私は祖母の父親となり、彼女を大いに脅かしてしまった。
今日は一体私は誰になるのだろう。開閉のたびにちゃちな音をたてる薄っぺらなドアを目にする度、私はいつも暗澹とした気持ちになるのだ。
この部屋は、清潔な白と光に満ちている。だが、どこか湿気った空気に私は少しも馴染めない。頑健としたベッドにささやかに腰掛けた祖母は、会う毎にしわしわと萎んでゆくような気がする。
サンダルが流されたの。ぼんやりとしたその口調には不似合いな、熱っぽい眼をした祖母は私に言った。
「帰るまでにはみつかるかしら」
嫣然と微笑む彼女を前に、私は自分でも呆れるほどに動揺してしまった。白々とひかる蛍光灯が、かたい床に照り返して目が眩む。
突然ひゅう、と風が吹いて、途端にとっぷりと足首まで浸される感触がした。私の足裏を取り残してゆくように、流れ去るこまかな砂。視線を落とすと、波間で白いサンダルが片方、揺れている。
2人して、じっとりとした潮風にさらされていた。祖母の記憶に落ちたのだ。
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あのさ、あの、
結構さ、こういう風にテレビモニターで自分が映るところあるじゃない。そういうのすきだからさ、ついつい見ちゃうわけ、あたしも。でもさ、多分立ち位置の問題だとおもうんだけど、いつもあたし映ってないのよ!ほらっ!今も映ってないでしょ!どうおもう。あたし、実在してるの?!
あかるい家電売り場でデジカメを物色していたら、色とりどりのスカーフをたくさん身につけたおばさんに縋られた。
びっくりして口もきけないでいたら、おばさんは夢から醒めたような顔でわたしを見て、去っていった。
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昼休みにラジオを聴きながら職場のひとと話をしていたら、明らかにジャニーズ事務所の「KAT-TUN」のことを、彼女はカッツンと言った。
一瞬わたしが聞き間違えたのだろうと流したが、やっぱりカッツンと言った。
顎のほそいカッツン。踊りがくねくねしてるカッツン。人数のうち半分は、薄い扱いのカッツン。ジャニーさんのカッツン。
彼女のカッツンに対する目線が辛いのは、NEWSの誰かがすきだから。ごめん、そこらへんは話聞いてなかった。
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職場の送別会だった。
いつもはどこぞの居酒屋でのんだりするのだが、大所帯になってきたし、(多分)場所探しも面倒だし、で本当に職場でのむことになった。
デスクがあって、いつもは仕事をしている場所で、わらわらとのむ。わたしは今日は非番だったが、今の今まで仕事をしていたひとも勿論いて、制服のままビールを呷る女子社員とかなかなかよかった。全体的にやさぐれモード。
別に毎日こんなでもいいよねー。
でも、防犯カメラをなんとかするのを皆すっかり忘れていて、車座で、顔よりでかいえびせんを嬉しげに頬張ってるおとな達の映像が保存されたりしているんだ。
しばらくは事件を起こさないようにしたい。
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最近、忘れっぽい。
仕事中、はっと気付けばやりのこした作業がいくつもあったりする。毎日腹筋をしようとしていたことも、2日目から忘れている。朝、お化粧をしていて、何か出来上がりが早いとおもったら、ファンデーションを塗っていなかった。
これはいけない!と買ってきた「記憶サポート」というサプリメントもほぼ手付かずのまま放置。その真価を発揮できぬままだ。
せめて、自分が忘れっぽいことだけは憶えていたいとおもう。
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昨日の日記で、納豆と母の幸福について書いた。
今までケイタイメールもめったに使うことがなかった母が、父とわたしにやたらと帰宅時間の確認をし、3人が食卓についたところでおもむろに納豆の封を切る。
今日の夕食後、母が傍にいない時に「お母さんさぁ、納豆をみんなで食べることの何がそんなに嬉しいんやろう」と父に聞いてみた。
父は黙っていた。
ただ、戻ってきた母に、結構強い口調で「お父さんひとりで食べたら3日間もつのに、何でわざわざみんなで食べようとするんや」と言うのには驚いた。
なんですと!
あんなに毎日嬉しそうな母が、あんた見えてないんか!妻のしあわせを蔑ろにして、健康独り占めか!そんな高価なものでもないだろう、納豆は!
いつもは母には甘すぎるくらいやさしい父なのに。かなり気まずくなってしまった。
母は明日もみんなで納豆を混ぜようとしてくれるだろうか。そのときは、精一杯の笑顔でねりねりしよう。そう誓った。
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父が医師から動脈硬化を指摘されて以来、納豆を毎日1パック食べている。
納豆は大抵3パックセットで売られているので、母とわたしも付き合ってあげている。夕食時に3人でねりねりしていると、母がいつも嬉しそうに言う。毎日言う。
「なんかいいね」
わたしの知る限り、母は団体行動が苦手で、身内のわたしでも恐れるくらい愛想のないタイプだ。他人はもっと恐かろう。家族で何かしていて、母がはしゃいでいる姿もみたことがない。
納豆をかき混ぜることのなにが母の琴線に触れたのかは解らないが、よかったなぁ、とわたしもおもう。
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最近、眠るときに口をあけて寝ている。前々から、決して閉じてはいなかったけど。
何故気づいているかというと、夜中に目を覚ますと、欠伸中に寝たのか?くらいの勢いで口が全開になっていることがよくあるからだ。あごが痛い。
先日、友人の家にお泊りに行ったのだが、気になるあまりか、今度は無意識に舌を噛んで寝ていた。舌が痺れてやっぱり何度も目が覚めた。
昔から母に「寝顔はひとに見せるな」と教えられている。わたしもそうおもう。なのに、いつも帰りの電車では居眠りしている。
俯くことなく、正面を向いて。
他人には何ておもわれてもいい。それよりも、肩が凝るのが嫌だ。
でも人前では口を閉じたいなぁ。
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洗濯物をたたむのが苦手だ。正確には自分以外のひとの衣類をたたむことが。
父は縦に(近年はさらに横にも)でかいので、シャツとかパッチとかもサイズが大きくて相当めんどくさい。普通にたたんでも、たたみ終わった状態もかさばるので、工夫しないと収納しづらい。なのでたためない。
母の服は小さいサイズなのだが、たたんだものを見てみると、若干中心がずれていたりする。シャツの下のおりたたみ方が先細っていたりして。なんだかよくわからないけど、たためない。
それが、自分の服はもう惚れ惚れするくらいに、ぴしーっとたためるのだ。自分サイズを熟知しているということだろうか。クロゼットにもちゃんと収まる。着るときに余計な皺も残さない。コツはよくわからないけれど、要するに自分が可愛い…ということだろうか。少なくとも意識してやってるわけではない。
わわ。今、たかが洗濯物にも垣間見える、勝手さ加減に自分でもひいた。
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毎日、なにかしらの化粧品類を顔に塗りたくっている。そのときに気にかかるのが、化粧品の適正な使用量だ。
掌にのせれば、てろーんと拡がってく液体の「マスカット大」ってどのくらいだ。直径か。それともマスカットの立体的な質量を推し量れ!てことか。
しかも、わたしは特にぶどうずき、というわけではない。はっきり言って、巨峰やマスカットやレッドクローブの粒の大きさの違いなんて考えたことがない。
「パール粒大」というのもビューティ界の定番単位だが、この、パール観も各々の人生で変わってゆくはずだ。デヴィ夫人とか凄そう。ピンポン玉くらいの量をだしそうだ。
わたしのなかのパールなんて、せいぜい待ち針のアタマについているカラフルな玉程度の大きさだ。
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ここ数日で、急にいれ歯が緩んできた。どんなに注意深く咀嚼しても、コトリとずれる。その微妙なずれに耐えられず、私は口のなかのものをすべて吐きだす。一対の生温かい歯と歯茎が食卓に転がる。ねとりとなった食物が、私の膝を汚して床に散る。
それから私は、ただただ茶碗の水をねぶって過ごした。日に何度かは、歯をいれてみることもある。コトリだったずれはキュイキュイと擦れはじめ、しまいにはカチン、カチンと滑り落ちるようになった。
痩せて縮みゆく肉体に、時が近づいてくるのを識る。
独りきりの夜。私はちいさなブラシでいれ歯を磨く。念入りに手をかけた歯茎は透けるような桃色に煌めく。健やかだ。どんなにかたいものを噛み締めても、きしむ心配はない。
まだ濡れたままのその歯に、私はくちびるをつける。コココとこきざみにいれ歯が震え、迷いのない、圧倒的な力で私を貪る。
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Pマーク。最近よく見かける。プライバシーマークといわれる、個人情報保護関連の証だ。
このご時勢だからというよりは、ただの嬉しがりだからだとはおもうが、父が家庭用シュレッダーを買ってきた。手動でくるくる回すやつだ。もともとは、電動のものすごくでっかいシュレッダーを購入しそうになっていたが、そこは全力で阻止した。
プラスティックのちゃちいつくりながら、CDも砕けるという。でも、葉書一枚シュレッダーにかけるだけで結構な労力だ。紙よりカタイもの、となると腱鞘炎の恐れがある。
聞かないCDをくれ、と言われたので断った。もちろん父が心配だからだ。
散々迷った末に選んだ、中学生の頃に買った裕木奈江のCDさえ手放せなかったから…という理由であるわけがない。
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演劇を観に連れて行ってもらった。
ナイロン100℃「カラフルメリィでオハヨ~いつもの軽い致命傷の朝~」
演劇を全然知らないくせに、何故か「カラフルメリィ」という言葉だけは数年前から知っていた。雑誌ででも目にしたのだろうか。わたしの演劇に関する知識のすべて、と言ってもいいかもしれない。カラフルメリィ。言い過ぎた。ほんとはもうちょっとは知ってる。
面白かったですよ。
ところで会社での書類のやりとりなんかでも、そのひとのことを勝手に想像していることがある。
やさしそうだな…とおもっていても、お会いしてみると以外に眼光鋭かったり、逆に雅な苗字のひとが、自分の想像を超えてさらに雅だったり。
好印象でも、その逆でも、なんだか空虚な感覚に陥ってしまう。憧れが現実になるとき。
なんかいまちょっと、長年の淡い恋が破れた気持ちだ。
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「その話、前に聞きましたよ」って言えない。
あ、聞いたなー…とかおもいながら、何となく相槌をうつ。裏切っているような気持ちだ。たまにそのひとが「あれ?この話前にもしましたっけ?」となっても、今更聞きました、とも言えない。オーバー気味に強調する。「はじめてです!」
逆に自分が喋っているときに「それ聞いたよー」と指摘できるひとがいれば、すごいな!君は!と、感心する。わたしに心を開いてくれているのか。あけっぴろげな性質なのか。はたまた、わたしのことを嫌いなのか。
一度誰かに口にしたネタは、封印してしまえば解決するのに。勿体無くてなかなかできない。
ここの日記でも、おんなじこと書いてつっこまれる日も来るのだろうか。
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うちは田舎で、街灯のないところが結構ある。
暗くなって帰宅するのは恐い。多少は自意識過剰だとはおもうが、恐い。そういう時、帰る方向が同じのひとがいると嬉しい。男性は微妙なときがあるけど。ご老人の場合も微妙だ。このひと幽霊じゃなかろうか…と不安になる。
夜道で同じ年頃の女性と出会うと、ほっとして、ついて行かれるところまでそのひとについて行く。どんどん足早になる女性。
待って!怪しくない!わたしたちは同士だよ…!
あかるいところでも、そこにたむろしている高校生なんかがいると、すごく恐い。かつあげされるんじゃないかとおもう。
漠然とした恐怖感に襲われた時は、心のなかで「蝶野のテーマ」を歌うといい。気持ちガニマタで。もしかすると、実際に口にだして歌った方が効果があるのかもしれないが、わたしは格闘技に詳しくないのでやってみたことはない。
高校生のなかに熱烈な格闘技ファンがいたら、話を合わせるのに面倒だからだ。
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目薬の一滴が多すぎる。少なくとも、わたしのつぶらな瞳ではあの量を受け止めきれない。
ぽたん。一滴落とした瞬間に、早速目尻から漏れてるから。それがクールな目薬であれば、沁みて沁みて、明らかに入れた量より多い液体が目から溢れだしてるから。
いい成分も台無しだ。
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ダジャレと下ネタは自分に禁じて生きてきた。そんな機会もないのだが。あ、酔っ払っているときは別で。
知り合いの運転する車に乗せてもらって、移動していた。するとビルの谷間に忽然と、びっくりドンキーが現れた。本当に、ぽっかりとした感じで。同乗していた友人も、つい呟いてしまった程に唐突な登場だった。
「…今の、びっくりドンキー…」
「ねー!びっくりした!」
あっ。
ダジャレの罠は、すぐそばに潜んでいる。友人も訝しげな顔でわたしを見た。違うんだってば!
しかし、言い訳すればするほどに深まりゆく疑惑。本当は狙ってたんじゃないか感が、ただ浮き彫りになってゆく。
そういえば、「水の泡アワー」にもダジャレの疑いがある。ああっ。
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